失敗しない収納用品三戒
──無印は白系・IKEAは機能・100均は消耗、店舗別の使い分け
「無印良品で揃えれば失敗しない」「IKEAは安くてオシャレで便利」「100均はとりあえず安いし買っちゃう」──こんなふうに収納用品を買っている方、本当に多いです。けれど、サリーがインテリアレッスンの現場で何度も見てきたのが、「店舗ごとの得意・不得意を理解せずに買って後悔した収納用品」の山。
ここで美美Styleが提案するのが、失敗しない収納用品三戒──「無印良品は白系のみ」「IKEAは機能性家具」「100均は消耗品・拡張用具」の3つで、店舗別に使い分ける考え方です。「映えない収納が最強」で語った「買い足し」段階での具体的な店舗選びを、より実用的にまとめました。
「失敗しない通販三戒」と並ぶ、「三戒」シリーズ第2弾として、サリーが自宅でも実践している店舗別の使い分けの実例、ここに公開!(笑)
なぜ「店舗別の戒め」が必要なのか
収納用品の購入で失敗する方の多くが、「人気だから」「安いから」という理由だけで店舗を決めています。けれど、店舗ごとに得意・不得意・経年劣化のクセ・コスパの良いカテゴリが違います。
- 無印良品:シンプルで統一感が出るが、価格が高め、透明プラは経年劣化しやすい
- IKEA:機能性に優れたユニーク家具が多いが、サイズと組み立てが課題
- 100均(ダイソー・セリア):消耗品・拡張用具に最強だが、長期使用品は不向き
これらを理解しないで「全部無印で揃えよう」「IKEA信仰」「100均一括否定」になると、お金と時間と空間の無駄が増えていきます。
「クローゼット三軍管理」で書いた精鋭で揃える発想は、収納用品にも当てはまります。店舗の得意領域だけで買う──これが、失敗しない収納用品の鉄則です。
ここからは、3つの店舗の使い分けを順に見ていきます。
第一戒 ──「無印良品は白系のみ」:透明プラに要注意
最初の戒めは、無印良品は白系のみ。
無印良品といえば、シンプル・統一感・上質感で美容家にも収納好きにも人気の鉄板ブランド。けれど、サリーが「あまのじゃくで恐縮ですが」と前置きして警告しているのが、透明プラ商品全般です。
なぜ透明プラがNGなのか
理由は、経年劣化が著しいこと。サリー自身の自宅でも、コロナ前に買った無印の透明プラ商品が、棚として使えないほど黄ばんでしまったそうです。「この棚、前世は無印良品」と笑いながらサリーが書いていますが、これはお客様宅でも頻繁に見られる現象。
- 「日光にさらしてないのに黄ばむ」
- 「年々薄くなってる」
- 「経年劣化がひどい」
これらは無印良品の透明プラ商品レビューでも頻繁に見られる声。透明=綺麗に見えるというメリットがある反面、長期使用には向かないのが実情です(魔改造で別物になった棚を見ると、もはや前世が無印だったことを忘れます・笑)。
白系・木製・ホーローはOK
逆に、無印良品の白系プラスチック・木製・ホーロー・ステンレスは信頼度が高く、長く使えます。
- ポリプロピレン収納ケース・引き出し(白系):定番中の定番、長持ち
- 木製収納家具:北欧風インテリアと相性◎
- ホーロー保存容器:キッチン収納の鉄板
- ステンレスワイヤーバスケット:浴室・キッチンに
つまり、「無印で全部統一」より「無印は白系のみ買う」がサリーの推奨。透明シリーズで揃えると、5年後に総買い替えになるリスクがあります。
「お財布と相談」も忘れずに
「部屋に役目をつける」でも書きましたが、無印で統一感を出すには、ほぼ全部を無印で揃える必要があるため、お財布への影響が大きくなります。白系の定番品だけを部分使いするのが、最もコストパフォーマンスの良い使い方です。
第二戒 ──「IKEAは機能性家具」:オシャレ+実用の二刀流
二つ目の戒めは、IKEAは機能性家具。
IKEAはシンプル北欧テイストとして人気ですが、サリーの推しは「機能性に優れたユニーク家具」。普通のインテリアショップにはない、痒い所に手が届く道具が安価で手に入ります。
サリー愛用のIKEAアイテム3つ
ひとつ、バルンゲン(ソープディスペンサー):底に小さなプラスチック足がついていて、洗面ボウルを傷つけず、ずれにくい。アルコール除菌液を気軽に置くために導入したそう。
ふたつ、ヴァリエラ(鍋ぶたオーガナイザー):鍋ぶたを立てて整理。引き出しの中・棚の上どちらでも使える。「茶碗洗いの時だけ出す、サッと洗ってサッとしまう」サリーのキッチンに最適。
みっつ、マンムット(子ども用スツール):頑丈・軽量・室内屋外兼用。サリーは大人用にも使っていて、「地べたに何か置きたくない、汚部屋への近道」と語る通り、一時置き場としても活躍。
これらに共通するのは、他のブランドにはない『機能の特化』。安いだけでなく、設計者の意図が伝わるアイテムが多いのがIKEAの強みです。
壁面収納も「最低限」が原則
サリーがおすすめしているのが、ミールヘーデン(メモボード・クリップ付)。鍵などの小物を掛けられるフック付きで、飾る収納としてもオシャレに使えます。
ただし、壁面収納は最低限がおすすめ。掃除が苦手な方は、壁面に物が増えると埃の温床になります。「アクキー・キーホルダーを可愛く魅せたい」など、目的が明確なものだけ壁に飾るのが正解です。
IKEAの注意点:サイズと組み立て
IKEAの注意点は2つあります。
サイズが日本サイズと合わない場合がある:必ず採寸してから購入
組み立てが必要な家具が多い:1人で組み立て困難なものもあるため、要事前確認
組み立てが苦手な方は、完成品アイテムを中心に選ぶのがおすすめです。
第三戒 ──「100均は消耗品・拡張用具」:長期家具には使わない
三つ目の戒めは、100均(ダイソー・セリア)は消耗品・拡張用具。
100均はコスパ最強ですが、長期使用する家具・収納の主役には向きません。「100均で揃えれば全部安く済む」という発想は、サリーの観点ではかえって浪費になるそうです。
100均で買うべきもの
100均が真価を発揮するのは、以下のカテゴリ:
- ひとつ、消耗品・使い捨て感覚で使うもの
- メイクアップスポンジ(毎日70点メイク三技で書いたダイソーのウェッジ形30個入り110円)
- 掃除モップ(ダイソーのウェーブ互換ハンディモップ)
- 歯ブラシ(掃除用にも転用)
- 綿棒(メイク・掃除両用)
- ふたつ、収納拡張グッズ
- 小型バスケット(バス収納に:#150 ダイソーバスケットでお風呂収納)
- マグネット仕切り(カトラリー収納に)
- 珪藻土コースター・マット(水回りに)
- 額縁(配線隠しなどの装飾に)
- みっつ、虫よけ・清掃用品
- アロマストーン+ハッカ油(虫よけ)
- サッシブラシ(隙間掃除)
- トイレ消臭剤(キャンドゥなどで)
100均で買ってはいけないもの
逆に、100均で避けるべきもの:
- 長期使用する大型家具(劣化が早い)
- 見せる収納の主役(質感が安っぽくなりがち)
- 金属系の刃物・電池切れの早い乾電池
「映えない収納が最強」で書いた「ある物・賃貸拡張・買い足し」の3順位でいうと、100均は「3順位の最終手段の中の、消耗品・拡張グッズだけ」に位置づけるのが賢明です。
サリーの「綿棒哲学」
サリーが特に推しているのが、綿棒の多用途活用。
「便利グッズ大好きだけど、使いこなせなくて収納にも困っちゃう」という方こそ、綿棒1個でメイクと掃除両方をこなすのがおすすめ。100円で大量に入っていて、収納場所も困りにくい。1アイテム多用途は、ズボラさん・収納苦手さんの強い味方です。
補論 ──「キッチンマットをやめる」発想
3戒に加えて、サリーが提案する「ない方がいい」発想もご紹介します。
サリーは数年前にキッチンマットをやめたそうです。理由は3つ:
- 汚れても洗うのが面倒
- 下にホコリがたまりやすい
- 掃除機がかけにくい
「汚れてもサッと拭けばいい、掃除機もすぐかけられる」というメリットを発見。収納用品を買い足す前に、『そもそも要らないものはないか』を見直す視点も大事です。
これは「整理収納と『割れ窓理論』」で書いた「ものに住所を与える」の前段階──「住所を与える物自体を減らす」という発想と一致します。
まとめ ──三戒で、買って後悔しない収納用品
失敗しない収納用品三戒を、買い物前のチェックリストとして並べてみると、こんな感じです。
ひとつ、無印良品は白系のみ:透明プラは経年劣化が著しい。白系・木製・ホーロー・ステンレスの定番品だけ。
ふたつ、IKEAは機能性家具:他にない設計のユニーク家具を部分使い。組み立てとサイズに注意。
みっつ、100均は消耗品・拡張用具:使い捨て感覚のもの・拡張グッズだけ。長期家具には使わない。
3つの戒めを守れば、「買って後悔した収納用品」が大きく減ります。「店舗ごとの得意・不得意を理解する」だけで、収納用品選びの精度が一段階上がります。
そして、「ない方がいい」という発想も忘れずに。キッチンマット・装飾品・買い溜めグッズ──「そもそも要らないものはないか」を見直すことも、収納用品三戒と並ぶ大事な視点です。
「映えない収納が最強」で語った「ある物・賃貸拡張・買い足し」の3順位を実践しながら、買い足しが必要な時はこの3戒で店舗を使い分ける──これが、長期的にコストパフォーマンスの高いインテリア・収納の作り方です。
「あまのじゃくで恐縮ですが」──サリーらしい前置きとともに、収納用品の常識を一度疑ってみる価値があります。次の収納用品の買い物前に、ぜひこの3戒を思い出してください。
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よくあるご質問
- Q. 失敗しない収納用品三戒とは何ですか?
- A. 収納用品の買い物で失敗しないための「無印良品は白系のみ・IKEAは機能性家具・100均は消耗品」の3つの戒めを指す、美美Style独自のフレームワークです。「人気だから」「安いから」という理由で店舗を決めずに、店舗ごとの得意・不得意を理解して使い分けるのが、長期的にコストパフォーマンスの高い収納用品選びです。
- Q. 無印良品の透明プラ商品はそんなにダメですか?
- A. 長期使用には向きません。経年劣化が著しく、「日光にさらしてないのに黄ばむ」「年々薄くなる」というレビューが頻発しています。サリー自身の自宅でも、コロナ前に買った無印の透明プラ商品が棚として使えないほど黄ばんだ経験があります。白系・木製・ホーロー・ステンレスの定番品なら長く使えます。
- Q. IKEAでおすすめのアイテムは?
- A. サリーが愛用しているのは、バルンゲン(ソープディスペンサー)・ヴァリエラ(鍋ぶたオーガナイザー)・マンムット(子ども用スツール)・ミールヘーデン(メモボード)の4つ。共通するのは「他のブランドにはない機能の特化」。注意点はサイズが日本サイズと合わない場合があることと、組み立てが必要な家具が多いことです。
- Q. 100均で買って後悔したことが多いです。何を選べばいいですか?
- A. 100均が真価を発揮するのは消耗品(メイクスポンジ・掃除モップ・綿棒)・収納拡張グッズ(小型バスケット・マグネット仕切り)・虫よけ清掃用品(アロマストーン・サッシブラシ)の3カテゴリ。長期使用する大型家具・見せる収納の主役には向きません。「使い捨て感覚で使うもの」と「装飾の主役にしないもの」だけを買うのが鉄則です。
- Q. 全部無印で揃えるとオシャレになりますか?
- A. 統一感は出ますが、ほぼ全部を無印で揃える必要があるため、お財布への影響が大きくなります。途中まで無印で進めて他ブランドを混ぜるとちぐはぐになりやすいので、メインの家具だけ無印(白系)で、収納用品・拡張グッズは100均で補うのが現実的なやり方です。
- Q. 収納・インテリアのご相談はできますか?
- A. はい、インテリアトータルレッスンで承っています。お一人おひとりの住まい・予算・ライフスタイルに合わせて、店舗別の使い分けまで含めて具体的にご提案します。「映えない収納が最強」「クローゼット三軍管理」と組み合わせると、より実用的な学びになります。詳しくは美美サービスのページをご覧ください。