美容コラム

『おしゃれの研究室』美美Styleの読みもの

ヘアケア薄毛三層対策

薄毛三層対策
──頭皮環境・生活習慣・ツール活用で向き合う、女性40代からのヘアロス

薄毛三層対策(1)

「最近、髪の分け目が目立つようになった」「分量が減って、ボリュームが出にくい」「シャンプー時の抜け毛が気になる」──こうしたお悩みは、実は40代以上の女性の8割が抱えていると言われています。女性の薄毛の悩みは、15年前と比較して4倍以上に増加しているというデータもあります。

それでも、薄毛のお悩みは美容相談で一番話題にしにくいテーマのひとつ。「もう年だから仕方ない」「人に相談するのが恥ずかしい」と一人で抱えてきた方も多いのではないでしょうか。

ここで美美Styleが提案するのが、薄毛三層対策──「頭皮環境・生活習慣・ツール活用」の3層で考える、無理のない薄毛との向き合い方です。安易に美容医療に飛びつく前に、土台から整えていく考え方を、化粧品開発者の講座を受けたサリーがお伝えします。

39歳美容家サリーが、お客様や家族の薄毛悩みに何度も寄り添ってきた経験から、「これだけは押さえたい」3層、ここに公開!(笑)

なぜ「三層」なのか

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薄毛の話になると、いきなり「ミノキシジル!」「育毛剤!」「クリニック!」と飛びつきがちです。けれどサリーが伝えたいのは、もっと手前にできることがあるということ。

薄毛三層対策(3)

健康少額投資|月7,000円でキレイになる「生活習慣・基礎ケア・コスメ応用」三層で書いた発想と同じで、薄毛にも順番があります。

第一層・第二層を飛ばして第三層に入ると、お金と時間のコストばかりかかって、結局根本解決にならないケースが少なくありません。順に積み上げていくのが、続く対策です。

その前提として、男女で薄毛の出方が違うことを知っておくと、対策の選び方が見えてきます。

前提知識 ──男女で違う薄毛のパターン

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薄毛の対策は、男性と女性でまったく違うことを最初に知っておきます。

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男性の薄毛は、男性ホルモン「テストステロン」と酵素「5αリダクターゼ」が結合して「DHT(ジヒドロテストステロン)」が発生し、毛髪のヘアサイクルが乱れる「AGA」が代表例。フィナステリド・デュタステリドといった内服薬で抑えられるのは男性のみです。

女性の薄毛は、本数が減って髪の毛が細くなり、休止期が長期化していくパターン。年齢を重ねるにつれて発症しやすく、女性は40代から本数が減少していきます。ホルモンとの関係は男性ほど明瞭ではなく、生活習慣・ストレス・栄養状態の影響が大きいのが特徴です。

つまり、女性の薄毛は生活全般を整えるアプローチが効きやすい。これを踏まえて、3層対策を見ていきましょう。

第一層 ──「頭皮環境」:髪が育つ土台を整える

薄毛三層対策(6)

薄毛三層対策の最下層は、頭皮環境。

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毛根が成長期・退行期・休止期を繰り返すヘアサイクルは、頭皮そのものが健康でないと回りません。髪が育つ土台=頭皮を整えるのが、すべての出発点です。

頭皮環境を整える3つの方法

ひとつ目、血流を促進する。頭皮の毛細血管が栄養を毛根に届けます。シャンプーブラシでマッサージする、ヘッドスパに通う、湯船にしっかりつかる──こうした基本的な習慣が、頭皮の血流を底上げします。

ふたつ目、ヘアトニックを活用する。育毛効果が認められた成分を含むヘアトニックは、薬機法に守られた信頼性のある選択肢です。

代表的な成分は4つ:

これらが配合されているか、成分表で確認します。

みっつ目、正しいシャンプーの仕方。ヘアケア1:1の法則で書いた通り、予洗いを1分以上、しっかり泡立てて、頭頂部ではなく横から洗う、洗浄成分が頭皮に残らないようしっかり流す──これだけで頭皮環境は確実に良くなります。

第二層 ──「生活習慣」:髪を作る材料と全身の状態

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第二層は、生活習慣。これがいちばん効くと言ってもいいかもしれません。

髪は身体の延長線上にあります。身体が栄養不足・睡眠不足・ストレス過多になっていると、最初に出るサインのひとつが髪です。サリーの座学レッスンでも、「年齢や性別に関わらず、体調を崩すと髪に出る方が多い」とお伝えしています。

食生活:タンパク質と亜鉛は必須

髪の主成分はケラチンというタンパク質。タンパク質が不足すると、髪は確実に細くなり、本数も減っていきます。

「ダイエットでタンパク質を控えすぎている」「忙しくて食事を抜きがち」という方は、まずここから見直す価値があります。サプリメントで補う前に、食事で土台を整えるのが基本です。

ストレスと睡眠

ストレスと肌の因果関係(毛穴コラム)でも触れていますが、ストレスホルモンであるコルチゾールは、髪の成長期を縮めます。睡眠不足も同様で、髪の修復は寝ている間に行われるため、6〜7時間の良質な睡眠が髪のためにも必須です。

サリーがいつも問いかけるのは、シンプルな2つの質問。

湯船につかっていますか?

ストレスは感じていますか?

これらに「いいえ」「はい」が即答できる方ほど、生活全体を見直す価値があります。

喫煙と過度な飲酒

タバコは血流を悪化させ、頭皮への栄養供給を妨げます。過度な飲酒も同様で、肝臓がアミノ酸の代謝に追われると、髪に回る分が減ります。「全部やめろ」とは言いませんが、減らす方向で考えるのが、薄毛対策の地味で確実な道です。

サリー自身は下戸で喘息持ちなので、お酒もタバコも物理で控えています(笑)。これは選んでそうしたわけではないのですが、結果的に髪と肌には良い方向に働いています。

第三層 ──「ツール活用」:医療・ウィッグ・ヘアピース

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第一層・第二層で基盤を作ったうえで、補助として使うのが第三層・ツール活用です。

医療:男女で使える薬が違う

薄毛治療の医療面では、男女で使える薬がまったく違います。

女性が使えるのはミノキシジルの外用薬のみで、それでも発毛効果には高い水準の根拠があります。けれど副作用とメリット・デメリットを理解した上で、医師と相談するのが大前提です。

自分は大丈夫が一番危ないで書いたように、安易に美容医療に飛び込むのではなく、良いクリニック選びから慎重にすることをおすすめします。

ウィッグ・ヘアピース:変身ツールとして楽しむ

ここでサリーが特に伝えたいのが、ウィッグやヘアピースを「変身ツール」としてポジティブに楽しむという考え方。

「ウィッグを使うのは負け」「年取った証拠」と考える方もいますが、サリーの感覚では真逆。ツールの力を借りることは、悪いことではありません。

ウィッグには2タイプあります。

部分用のヘアピースなら、トップやボリュームが欲しい部分にちょっと足すだけで、見た目の印象がガラッと変わります。今日は短くしたい、明日はロングにしたい、というふうに気分で変えられるのも、ウィッグの楽しいところです。

「一度しかない人生、楽しんで」──これがサリーがお客様にお伝えするメッセージ。薄毛で気持ちが落ちている方こそ、ぜひ変身ツールとしてのウィッグを試してみてください。

顔パーツ三習慣との接続 ──姿勢と頭皮血流

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最後に、顔パーツ三習慣|呼吸・噛み癖・姿勢で変わる、メイクの前の土台づくりとのつながりもお伝えします。

姿勢が悪いと、首・肩の血流が滞ります。これは頭皮への血流低下にも直結し、髪の成長を妨げる要因のひとつ。整骨院・椅子のクッション・シャンプー時にうつむかないといった顔パーツ三習慣の発想は、髪のためにも効きます。

呼吸・噛み癖・姿勢は、肌だけではなく髪も健康にする。顔と髪は地続きです。

まとめ ──三層を順に積み上げる

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薄毛三層対策を、髪を見直すチェックリストとして並べてみると、こんな感じです。

ひとつ、頭皮環境:血流促進・ヘアトニック・正しいシャンプーで、髪が育つ土台を整える。

ふたつ、生活習慣:タンパク質・亜鉛・睡眠・ストレス管理で、髪を作る材料と全身の状態を整える。

みっつ、ツール活用:医療(女性はミノキシジル外用)・ウィッグ・ヘアピースで補う。

順番が大事です。第一層・第二層を飛ばして第三層から入ると、結局根本解決にならないことが多いもの。逆に、第一層・第二層をしっかり整えてから第三層に進めば、より少ないコストで満足度の高い結果が出やすくなります。

「薄毛は仕方ない」「人に相談するのが恥ずかしい」という方こそ、ぜひこの3層を頭に入れて、自分のペースで対策を始めてみてください。一度しかない人生、髪も含めて楽しんでもらえたらうれしいです。

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よくあるご質問

Q. 薄毛三層対策とは何ですか?
A. 薄毛対策を「頭皮環境・生活習慣・ツール活用」の3層に分けて、順番に積み上げていく、美美Style独自の考え方です。安易に医療やウィッグに飛びつく前に、土台となる頭皮環境と生活習慣を整えることが、結果的にコストパフォーマンスが高く、満足度の高い対策になります。
Q. 女性の薄毛は40代から増えるって本当ですか?
A. データ上、女性は40代から髪の本数が減少していきます。女性の薄毛悩みは15年前と比較して4倍以上に増加しており、40代以上が8割を占めています。男性のような細毛化ではなく、本数が減って休止期が長期化するのが女性パターンの特徴です。早めに気づいて対策を始めるほど、結果が出やすくなります。
Q. 食事で気をつけるべき栄養素は何ですか?
A. タンパク質と亜鉛が必須です。髪の主成分はケラチンというタンパク質なので、肉・魚・卵・大豆製品を毎食意識します。亜鉛は牡蠣・牛肉・チーズ・ナッツ類に豊富。女性は鉄分も意識すると良いです。サプリメントで補う前に、食事で土台を整えるのが基本です。
Q. ウィッグやヘアピースを使うのは恥ずかしいです。
A. サリーの感覚では真逆で、ツールの力を借りることは悪いことではありません。「変身ツール」として、気分で見た目を変えられる楽しみがあります。ウィッグには人毛タイプと人工毛タイプがあり、部分用のヘアピースなら手軽に試せます。一度しかない人生、髪を楽しむための1つの選択肢としてご検討ください。
Q. ミノキシジルなどの医療を始めるべきタイミングは?
A. 第一層(頭皮環境)と第二層(生活習慣)をしっかり整えてからがおすすめです。それでも改善が見られない、進行が早いと感じる場合に、医師との相談で第三層を検討します。安易な美容医療に飛び込まないよう、自分は大丈夫が一番危ないで書いた4つの警戒サインも参考にしてください。
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