美容コラム

『おしゃれの研究室』美美Styleの読みもの

サリーの寄り添い相談室白髪×パーソナルカラー編/似合う色

白髪コントラスト三技
──「白を挟む」「締め色を効かせる」「シルバーを足す」

「5年前にブルベ夏と診断されて、青みピンクやグレー、ラベンダーが大得意だったのに、1年前から白髪が増えて、得意なはずの青みピンクで顔色が冴えない」――札幌・北区で看護師をされているBさん(48歳)からのご相談です。白髪は染めず「白髪交じり」で過ごしている。診断は変わっていないはずなのに、似合う色が変わった気がする。同じ戸惑い、心当たりはありませんか?

白髪コントラスト三技のイメージ

ここで美美Styleが提案するのが、白髪コントラスト三技──「白を挟む」「締め色を効かせる」「シルバーを足す」の3手。手持ちの服を捨てずに、白髪交じりの今へ似合わせ直すテクニックです。白髪移行そのものは「白髪卒業三原則」、赤リップが浮くようになった方は「赤リップ卒業三段階」とあわせてどうぞ。

ウィンターセカンドオータムで、PR歴ゼロ・案件歴ゼロ・ノーファンデ・ノーコンシーラーのアラフォー美容家サリーが、相談室で繰り返し伝える「白髪が出たら、似合う色は減るのではなく、入れ替わる」という持論、ここに公開!(笑)

白髪コントラスト三技の解説イラスト(2)

なぜブルベ夏なのに、白髪で青みピンクが冴えないのか

まず、何が起きているのかを整理します。ブルベ夏(サマー)の持ち味は、「ソフトでスモーキー、コントラストが強すぎない上品さ」。やわらかい色がふんわり調和するのが魅力です。ところが白髪が急増して黒髪に混ざると、髪全体が黒と白のモザイクのようになり、顔のいちばん外側に「強いコントラスト(チカチカした明暗差)」が生まれます。この状態で、大得意だったソフトな青みピンクを合わせると、髪のチカチカした強さに、服の優しさが負けてしまう。結果、顔がくすんで冴えなく見えるのです。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(3)

ではどうすればいいのか。鍵になるのが「セカンドシーズン」という考え方です。パーソナルカラーは肌・目・髪の調和で決まりますが、白髪交じりになると、顔の額縁である髪だけが「黒と白」という最も対極の2色を持ち、コントラストが強制的に強くなります。この「コントラストが強い・シャープ」というのは、まさにブルベ冬(ウィンター)の最大の特徴。つまり、肌はサマーのソフトさを保ったまま、髪だけがウィンターの強さを持ち始めているのです。だから、サマーの優しい色一辺倒ではバランスが崩れる。といって、いきなり真っ黒や原色を着る必要はありません。サマーのやわらかさをベースに、ウィンターの「強さ・鮮やかさ」をどれくらいブレンドすれば今の自分にハマるかを探していく――これが正解です。サリーの観察では、これは「似合う色が減った」のではなく「セカンドの引き出しが開いた」だけ。むしろ、これまで眠っていたウィンターの鮮やかさという新しい武器が手に入ったと考えると、白髪の時期は色を楽しむチャンスでもあります。色の土台は「パーソナルカラー×メイク」が下敷きになります。

第一の技 ──「白を挟む」:顔周りにクリアホワイトでレフ板を

白髪コントラスト三技の解説イラスト(4)

最初の一手は、顔のすぐ近くに「真っ白(クリアホワイト)」を置くことです。なぜ白なのでしょうか? 理由は2つあります。ひとつは、白が光を跳ね返すレフ板になって、肌の透明感を引き上げてくれること。もうひとつは、白を入れることで髪の白髪(ホワイト)と色がリンクし、ごま塩に見えていた髪が「計算されたおしゃれ」に変わることです。

具体的には、大好きな青みピンクのカーディガンの下に、くすみのないクリーンな白のTシャツやタンクトップを一枚挟むだけ。顔とピンクのあいだに真っ白が入ることで、レフ板効果で肌の透明感が一気に戻り、髪のチカチカ感も「白とのリンク」で洗練に変わります。手持ちのピンクを捨てずに、インナー一枚で生き返らせる。これがいちばん手軽で効く一手です。

ここで大切なのは、白の「質」です。同じ白でも、生成りやアイボリーのような黄みのある白だと、せっかくのレフ板効果が弱まり、白髪の黄ばみまで拾ってしまいます。選ぶのは、青みを感じる「クリアな白」。Tシャツ一枚、ブラウス一枚でいいので、顔まわりに置く白だけは黄みのないものを一枚持っておくと、白髪交じりの毎日のコーデがぐっとラクになります。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(5)

第二の技 ──「締め色を効かせる」:ネイビーや黒でコントラストをつくる

次は、コーディネートに「締め色」を一点入れること。サマーの方はもともと同系色の濃淡でまとめるのが得意で、差し色という発想があまりなかったかもしれません。けれど髪がウィンター寄りになった今は、ウィンターの配色=明暗の差を味方につけるのが効きます。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(6)

たとえば、淡いトーンでまとめがちなコーデのボトムスに、濃いネイビーやキリッとしたブラックを持ってくる。あるいは、バッグや靴、細いベルトで「黒」を一点投入する。全体を曖昧なグレーだけで終わらせず、どこかにウィンターの締め色で縁取りをしてあげると、髪のチカチカ感に服のメリハリが追いつき、顔がキュッと引き締まります。鮮やかな色を一点だけ差し色(バッグなど)に使うのも、同じ発想。明暗の差を作ることが、白髪交じりの顔を冴えさせる近道です。「これまで差し色なんて使ったことがない」というサマーさんほど、最初の一点で世界が変わったと驚かれます。コツは、足すのはあくまで一点だけ。あれもこれもと締め色を増やすと、今度はサマーのやわらかさが消えてしまうので、引き算とのバランスが肝心です。

第三の技 ──「シルバーを足す」:白髪を「洗練のシルバー」に昇華する

白髪コントラスト三技の解説イラスト(7)

最後は、首元や耳元に「シルバーの輝き」を足すこと。グレーのワンピースのワントーンに負けないよう、胸元に少し大きめのシルバーネックレスや、ツヤのあるシルバーイヤリングを合わせます。

ブルベ夏が得意とするシルバーの輝きが顔まわりに加わると、髪のグレー感が「おばさん見え」ではなく「洗練されたマダムのシルバー」へと昇華します。白髪とアクセサリーの銀が響き合うこの効果は、白髪交じりの時期だからこそ最大に発揮されるもの。ゴールドからシルバーへ寄せるなら、まさに今がそのタイミングです(金属色の切り替えの考え方は「白髪卒業三原則」でも触れています)。夜勤明けで顔色が冴えない日は、口元にいつもより少しだけ鮮やかでツヤのあるローズピンクを一点足すと、グレーを着ても地味になりません。サリー自身もウィンターセカンドオータムなので、「優しい色だけだと、なんだか物足りない日」があるのはよく分かります(笑)。そんな日は、シルバーのひと粒と、ほんの少し鮮やかなリップ。これだけで、白髪交じりの顔がぐっと凛として見えます。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(8)

補論 ──新しく1枚買うなら、「黄みのない真っ白」

「手持ちを活かす」が基本ですが、新しく一枚買うなら何がいいでしょうか?サリーがおすすめするのは、ブルベ夏が本来得意なやわらかいソフトホワイトではなく、あえてウィンター寄りの「黄みのない、パキッとしたクリアな真っ白」のブラウスです。白髪交じりの今は、この澄んだ白が顔まわりでいちばん効きます。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(9)

素材は、綿や麻のようなマットでカジュアルなものより、ほんのり上品な光沢となめらかな落ち感のあるポリエステルやシルク混を。形は、丸首のシンプルなものより、首元にリボン(タイ)のあるデザインがおすすめです。それも、カチッと結ばずに一度だけサラッとクロスさせて長めに垂らすと、顔まわりに縦のラインと抜け感が生まれ、洗練度がぐっと上がります。一枚で「白を挟む」「シルバーと響く」を兼ねられる、賢い投資です。クローゼットに白がアイボリー系しかない、という方は、まずこのクリアな白を一枚迎えるところから始めると、手持ちの青みピンクもグレーも一気に生き返ります。リップの合わせ方は「赤リップ卒業三段階」、メガネを見直すなら「白髪メガネ三見直し」もどうぞ。

まとめ ──白髪コントラスト三技で、セカンドの引き出しを開く

ブルベ夏が白髪交じりの今に似合わせ直す3手を、並べてみるとこうなります。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(10)

ひとつ、白を挟む:顔周りにクリアホワイトを。レフ板で透明感を戻し、白髪とリンクさせる。

ふたつ、締め色を効かせる:ネイビーや黒で明暗の差をつくり、髪のコントラストに服を追いつかせる。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(11)

みっつ、シルバーを足す:首元・耳元にシルバーの輝きを。白髪を「洗練のシルバー」に昇華する。

全体にごま塩の白髪が混ざってチャコールグレーに見える方は、思い切って「真っ白×ネイビー」やロイヤルブルーといったウィンターの強い色を取り入れたところ、目力が引き締まり「仕事ができる格好いい先輩に見える」と職場で大絶賛されました。白髪の黄ばみで濁って見えていた方は、紫色素入りのグレイヘア用カラーコンディショナーで黄ばみを補色し、ツヤのあるシルバーホワイトに整えたところ、若い頃は色に負けていたマゼンタやロイヤルブルーがピタッとハマるように。「髪が白くなってケアを整えたら、若い頃より鮮やかな色が着られるなんて」と、今では現役時代より凛としたおしゃれを楽しまれています。白髪で似合う色は、減るのではなく入れ替わる。サマーの優しさに、ウィンターの強さを少しブレンドすれば、白髪交じりは老けではなく洗練に変わる――それがサリーの結論です。似合うブレンドの見極めは「パーソナルカラー×メイク」とあわせて、まずはお茶会でご相談ください。

白髪コントラスト三技の解説イラスト(12)

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よくあるご質問

Q. 白髪コントラスト三技とは何ですか?
A. 白髪交じりで得意な色が冴えなくなったとき、「白を挟む」「締め色を効かせる」「シルバーを足す」の3手で似合わせ直す、美美Styleの考え方です。手持ちの服を捨てずに、白髪交じりの今に合わせられます。色の土台は「パーソナルカラー×メイク」もあわせてどうぞ。
Q. ブルベ夏なのに、なぜ青みピンクで顔色が冴えないのですか?
A. 白髪が混ざると髪が黒と白のモザイクになり、顔まわりに強いコントラスト(チカチカ感)が生まれます。そこへサマーのソフトな青みピンクを合わせると、髪の強さに服の優しさが負けて、顔がくすんで見えるためです。
Q. パーソナルカラー診断はやり直したほうがいいですか?
A. 必ずしも不要です。肌はサマーのソフトさを保ったまま、髪だけがウィンターの強さを持ち始めた状態なので、「セカンドにウィンターが開いた」と考えて、ソフトさに強さをブレンドしていくのが現実的です。
Q. 手持ちの青みピンクやグレーは捨てるべきですか?
A. いいえ。インナーに真っ白を挟む、ネイビーや黒の締め色を足す、シルバーの輝きを加える、の3手で十分活かせます。捨てずに、今の白髪交じりに似合わせ直せます。
Q. 新しく一枚買うなら何がいいですか?
A. 黄みのない、パキッとしたクリアな真っ白のブラウスです。ツヤと落ち感のあるポリエステルやシルク混で、首元にリボン(タイ)のあるデザインを、カチッと結ばずクロスして垂らすと洗練されます。
Q. 白髪と似合う色の相談はできますか?
A. はい、パーソナルカラー診断とおしゃれのヒアリング・アドバイスで対応しています。白髪の入り方に合わせて、サマーとウィンターのブレンド配分を一緒に探します。詳しくは美美サービスのページをご覧ください。

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