美容コラム

『おしゃれの研究室』美美Styleの読みもの

サリーの寄り添い相談室40→50代エイジング編/アクセサリー

大人アクセ三調整
──「素材」「大きさ」「金属色」

「20代から愛用してきた大粒パールピアスが、50歳の今、顔より先にアクセサリーが目に入る感じになる」――札幌・手稲区で病棟勤務の看護師をされているJさん(50歳)からのご相談です。ゴールド派で、大粒パールのピアスとチェーンネックレスが長年の定番。捨てたくはない、でも着けると老けて見える、というジレンマを抱えていらっしゃいます。アクセサリーは同じなのに、なぜでしょう?

大人アクセ三調整のイメージ

ここで美美Styleが提案するのが、大人アクセ三調整──「素材」「大きさ」「金属色」の3点を整えるだけ。しかも、多くは買い直さずに解決できます。サリーの相談室には「思い出のジュエリーを手放したくない」という方が本当に多いので、この三調整は出番が多いお話です。白髪が出てきた方は「白髪卒業三原則」とあわせてどうぞ。

PR歴ゼロ・案件歴ゼロ・ノーファンデ・ノーコンシーラーのアラフォー美容家サリーが、相談室で繰り返し伝える「昔のアクセは、捨てるより置き場所と質感を変える」という持論、ここに公開!(笑)

大人アクセ三調整の解説イラスト(2)

なぜ昔のアクセサリーが顔に重く感じるのか

大人アクセ三調整の解説イラスト(3)

アクセサリーは同じなのに重く感じるのには、3つの理由が重なっています。まず大きいのが、肌の「光を跳ね返す力」のシフトです。20代の頃は、肌が水分と油分をたっぷり含んでパンとしたハリを持っていたので、大粒パールの鋭い干渉光やゴールドチェーンの強い光沢を、若さの勢いで受け止められました。けれど50歳の今、肌はおだやかでマットな質感へと自然に変わります。光がやわらいだ肌の上に、20代と同じ「パキッと強く光る大粒の塊」を置くと、肌の質感が負けて、アクセサリーだけが歩いてくるように悪目立ちするのです。

ふたつめは、顔のパーツの立体感とのミスマッチ。年齢を重ねると、目元や頬、口角に自然でゆるやかな影が生まれます。そこに大粒で硬い正円のパールや、硬い直線のチェーンを持ってくると、ジュエリーの「完璧な硬さ」と顔の「まろやかな柔らかさ」がぶつかり、肌の疲れた印象を逆に強調してしまう。これが「着けると老けて見える」正体です。みっつめは、内面の変化。20代は自分を華やかに見せる後ろ盾(鎧)として大粒の輝きが必要でしたが、看護師として多くの人を支え、家族を育ててきた今のJさんには、内面の気品が十分に備わっています。だから、分かりやすく主張する大粒の輝きが、少しだけ過剰に感じられるのです。サリーの観察では、これは「老けた」のではなく、ご本人が素敵に成熟して、アクセサリーが追いついていないだけ。金属色の合わせ方は「パーソナルカラー×メイク」が下敷きになります。

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第一の調整 ──「素材」:ピカピカを、マットな質感へ

最優先は素材です。なぜ大きさや色より先に素材なのでしょうか? それは、肌の質感が変わったいま、いちばんちぐはぐに見えるのが「ピカピカした人工的な光沢」だからです。鏡のように強く光る金属やガラスのような硬い輝きは、マットになった肌の上で浮きます。

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そこで、同じ色・同じ大きさでも、質感を「マット」や「有機的なニュアンス」に寄せると、驚くほど顔に馴染みます。たとえば、つや消し(マット)加工のゴールド、表面に揺らぎのあるバロックパール、叩いた跡を残した槌目(つちめ)のデザイン。こうした「完璧すぎない質感」は、まろやかになった肌や顔の影と仲良くなり、悪目立ちが消えます。逆に言えば、質感さえ落ち着かせれば、昔の大きさや色のまま使えるものも多いのです。「捨てなきゃ」と思っていたものが、質感の見方を変えるだけで一軍に戻る――これが三調整のいちばん嬉しいところです。たとえば、長年しまい込んでいた大粒パールも、ツヤツヤの白を求めるのをやめて、表面にやわらかな揺らぎのあるものへ目を向けると、印象がガラリと変わります。手持ちのジュエリーを並べて、「ピカピカ組」と「しっとり組」に分けてみるだけでも、今の自分に馴染む一軍が見えてきます。

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第二の調整 ──「大きさ」:塊より、空間のあるデザインへ

素材を整えてもまだ重いと感じたら、次は大きさです。では、思い切って小さなアクセサリーに買い替えるべきなのでしょうか? じつは、そうではありません。狙うのは、塊(かたまり)から、空間(透け感)のあるデザインへという発想の転換です。大きさそのものより、「詰まっているか、抜けているか」のほうが、軽さを大きく左右します。

大人アクセ三調整の解説イラスト(7)

同じパールでも、ぎっしり詰まった大粒の一粒より、細いチェーンに小さなパールが間隔をあけて並ぶデザインや、フープの中に余白があるピアスのほうが、顔まわりに「抜け」が生まれて軽く見えます。金属の量そのものを減らすのではなく、デザインの中に風通しをつくるイメージ。こうすると、顔の柔らかさとアクセサリーのあいだに心地よい余白が生まれ、「アクセが先に目に入る」現象がやわらぎます。骨格によって似合う抜け感の出し方も変わるので、「骨格診断は色・素材・デザインの三要素で考える」もあわせて読むと選びやすくなります。

第三の調整 ──「金属色」:ゴールドの濃度、そして切り替えは「白髪」で

大人アクセ三調整の解説イラスト(8)

最後が金属色です。ゴールド派の方も、いきなりシルバーへ替える必要はありません。まずは同じゴールドでも、ギラついた強い金から、肌のトーンに寄り添う落ち着いた金(アンティークゴールドやマットゴールド)へ「濃度」を下げると、それだけで、ぐっと上品に整います。イエローベースの方は深みのあるアンティークゴールドが、ブルーベースの方は白っぽいシャンパンゴールドやピンクゴールドが肌に馴染みやすく、同じ「金」でも顔写りがまるで違います。手持ちのゴールドが急に古く見えるときは、色を捨てる前に、この濃度のズレを疑ってみてください。

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では、ゴールドからシルバーへ本格的に切り替えるのは、いつがいいのでしょうか? よく「年齢で替える」と言われますが、サリーの考えは違います。切り替えの合図は、年齢ではなく「白髪」です。人の印象を最も左右するのは、顔の面積の大部分を占める髪の色。黒髪がしっかり残っているうちに年齢だけでシルバーへ替えると、黒髪の強さとシルバーの冷たさがぶつかって、手元や耳元だけ寂しく見えがちです。けれど白髪が混ざりはじめたり、ハイライトを入れたりして、顔を囲む額縁の色が白・グレー・シルバーへ変わった瞬間こそ、シルバーやプラチナへ替える大チャンス。髪の白髪とアクセサリーの銀が響き合い、白髪が「老け」ではなく「洗練されたプラチナの上品さ」に変わります。サリーが繰り返し伝える「金はゆっくり銀へ」は、白髪移行の節目に合わせるのが正解なのです。白髪の進め方は「白髪卒業三原則」をどうぞ。

補論 ──買い直さずに軽くする「優先順位」と、服で隠す裏技

大人アクセ三調整の解説イラスト(10)

「全部見直すのは大変」という方へ。効果の大きい順は、ピアス(イヤリング)→ ネックレス → 指輪・腕時計です。いちばん顔に近いピアスを軽くするのが即効性ナンバーワン。ネックレスは買い替えなくても「長さ(付け方)」を変えるだけで印象が変わります。たとえば、鎖骨の上で詰まって見えていたチェーンを、少し長めにして胸元に縦のラインをつくると、視線が下に流れて顔まわりがすっと軽くなります。重ね付けをやめて一本にするだけでも、ぐっと洗練されます。指輪や腕時計は顔から遠いので、慌てて買い替えず手元のケアで十分です。

そして、買い直さずに軽くする裏技が「服で調整する」こと。20代からの10mm大粒パールを手放せなかった医療事務のMさん(51歳)は、きっちりしたブラウスではなく、あえてリネンのシャツや少し襟ぐりの開いたスウェットに大粒パールを合わせ、耳まわりにおくれ毛を出しました。すると「高級パールの重厚感×服のラフな抜け感」が雑誌の一ページのようなフレンチカジュアルに変身。「30年前のパールだと誰も気づかなかったみたい(笑)」と一軍に復活しました。幅広ゴールドバングルが手元で悪目立ちしていた介護福祉士のSさん(50歳)は、肌に直接ではなく、シャツの袖口の上に重ねてはめる「レイヤード」に。布のマットな質感がゴールドの強い輝きを中和し、上品なアクセントに生まれ変わりました。手持ちを生かす視点は「ショッピング同行が失敗しない買い物になる理由」にも通じます。

大人アクセ三調整の解説イラスト(11)

まとめ ──大人アクセ三調整で、思い出ごと一軍に戻す

大人アクセ三調整の解説イラスト(12)

顔に重く感じる昔のアクセサリーを、買い直さずに軽くする3点を、並べてみるとこうなります。

ひとつ、素材:ピカピカの光沢を、マットや有機的な質感へ。完璧すぎない質感が肌に馴染む。

大人アクセ三調整の解説イラスト(13)

ふたつ、大きさ:塊から、空間(透け感)のあるデザインへ。風通しが「抜け」を生む。

みっつ、金属色:ゴールドの濃度を落とし、シルバーへの切り替えは年齢ではなく白髪のタイミングで。

大人アクセ三調整の解説イラスト(14)

大粒パールも幅広バングルも、捨てる必要はありません。質感の見方を変え、置き場所を工夫し、髪の変化に合わせて金属色を寄せていく。それだけで、思い出のジュエリーは「老けて見える原因」から「あなたの品を引き立てる一軍」に戻ります。昔のアクセは、卒業ではなく調整。思い出ごと、今のあなたに似合わせ直せる――それがサリーの結論です。大切な人から贈られた一粒も、自分へのご褒美に買った一本も、手放さずに今のあなたの味方に戻せます。似合う金属色やデザインの見極めは「パーソナルカラー×メイク」とあわせて、まずはお茶会でご相談ください。

大人アクセ三調整の解説イラスト(15)

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よくあるご質問

Q. 大人アクセ三調整とは何ですか?
A. 昔のアクセサリーが顔に重く感じるとき、「素材」「大きさ」「金属色」の3点を整える、美美Styleの考え方です。多くは買い直さずに、質感を落ち着かせ、空間のあるデザインに寄せ、金属色を肌や髪に合わせるだけで軽くなります。
Q. アクセサリーは同じなのに、なぜ顔に重く感じるのですか?
A. 肌のハリやツヤがマットに変わって大粒の強い光が浮き、顔のやわらかな影と硬いデザインがぶつかり、さらに内面が成熟して華美な輝きが過剰に感じられるためです。老けたのではなく、ご本人が成熟してアクセサリーが追いついていないだけです。
Q. まず何から調整すればいいですか?
A. 素材からです。ピカピカの光沢を、マットや槌目、バロックパールなど「完璧すぎない質感」へ寄せると、同じ大きさ・色でも驚くほど顔に馴染みます。次に大きさ、最後に金属色の順です。
Q. ゴールドからシルバーへ替えるタイミングは?
A. 年齢ではなく「白髪」が合図です。髪に白髪が混ざって顔の額縁の色が白・グレー・シルバーへ変わったとき、シルバーやプラチナへ替えると、髪と耳元・手元が響き合って一気に洗練されます。
Q. 全部買い替えないとだめですか?
A. いいえ。効果の大きい順はピアス→ネックレス→指輪・腕時計で、ネックレスは長さを変えるだけ、指輪や時計は手元のケアで十分です。服の袖に重ねたり、ラフな服に合わせたりと、付け方で軽くする裏技もあります。
Q. 似合うアクセサリーや金属色の相談はできますか?
A. はい、パーソナルカラー診断と骨格・お顔立ちのヒアリング・アドバイスで対応しています。手持ちのアクセサリーを生かす方向で、素材・大きさ・金属色を一緒に整えます。詳しくは美美サービスのページをご覧ください。

手持ちのアクセサリーを今の自分に似合わせ直すご相談は、まずはZoomで開く500円のお茶会から。

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所要時間
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